私たちは高校を卒業してからすぐの3月19日〜21日の3日間、美術部の仲間三人で三人展をひらきました。きっかけは、以前から仲の良かったアトコロモンのお二人にレイ・オハナを紹介してもらったからです。レイ・オハナは静かな住宅地にあるとてもお洒落な雰囲気のギャラリーで、「ここで個展を開きたい!」とその日に個展の予約を取ってしまいました。

　開催中は短い期間にも関わらず、家族・学校の友達・恩師・バイトの先輩・ご近所の方々…三日間合わせて９０人以上のたくさんの人たちが見に来てくれました。日ごろ自分たちの絵を見せる機会はほとんど無く、不安が多かったのですが、全く絵に興味の無い人たちにも「楽しかった、またやってね。」といってもらえた事がとてもうれしかったです。

　個展を開くに当たって、「高校生なのに、まだ早い。」という批判も少なからずありました。そんな時、オーナーは「年齢や学歴は関係ない。やりたいという気持ちがあれば誰にだって貸すギャラリーなのよ」と優しく言ってくださいました。その言葉に救われ、個展を大成功に収めることができたのだと思います。

　レイ・オハナの良さは、立地や内・外装の良さはもちろん、オーナーさんの人柄が何より魅力的だと思います。何も分からない向こう見ずな私達に、ギャラリーを貸してくださるだけではなく、色々な指導をしていただいたとこと、本当に悠謝しています。

　最後に、個展なんて…と思っている方に、ぜひこのギャラリーを利用して、自分たちの中に眠っているカをどんどん発信してほしいです。レイ・オハナはかけがえのないものを得る事ができる、何より自分が成長できる、とても暖かく、お洒落で、素敵な空聞だと思います。本当にありがとうございました。


　　　　　　　　　　　　　　　　H16　3月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鴇田美代子・阿弓七恵・森田沙紀